予定日まで252日!妊娠4週目に母の体に起こる変化は?
まだ妊娠に気づかない人もいる妊娠4週目。徐々に妊娠のサインが身体に現れ始める時期です。体重の増加など、見た目に出る変化はまだありません。実際に母の体にどんな変化があるのでしょうか?今回はよくある妊娠のサイン、妊娠がわかるまでの流れ、そして妊娠がわかった日から気をつけたいことをご紹介します。
熱っぽくなる?体がだるくなり、風邪のような症状も!
妊娠4週目は、「風邪かな?」と思うような微熱が続いたり、体がほてったりします。これは、妊娠による基礎体温の変化が原因です。妊娠していない状態では、高温期と低温期の2つに分かれるのが普通です。しかし、妊娠することにより、体温を上げる作用のある黄体ホルモンが分泌され続けるので、高温期がより長く続きます。妊娠していないと高温期は2週間ですが、それが3週間以上続くと、妊娠している可能性が高いでしょう。
吐き気やムカつき、いわゆる「つわり」が始まる!
つわり、または悪阻(おそ)をきっかけに、妊娠に気づく人も多いようです。つわりの症状は人それぞれですが、以下が主なつわりの症状です。
- 吐き気、嘔吐
- 唾液の増加
- 全身倦怠感
- 頭痛、眠気
- 匂いに敏感になる
- 食べ物の好き嫌いが変化
- 食欲の減退、または増進
つわりは母体に対し、筋肉・神経系統を挙上させる(体内に胎児のための領域・スペースを作る)働きがあるため、嘔吐感を無理に我慢する必要はありません。また、妊娠初期の、赤ちゃんが最も有毒物の悪影響を受けやすい時期につわりがあることから、つわりは妊婦が摂取した有毒物から胎児を守る役割があるとも言われています。実際、つわりが全くない妊婦は、流産しやすい傾向にあるようです。ですので、つわりは決して病気ではありません。
つわりは、通常は胎盤が完成する妊娠初期から妊娠5か月頃にかけておこり、それ以降は自然に治まることが多いものです。ただし、稀に出産直前まで続いたり、一旦治まった後にぶり返す場合もあるようです。
一時的な出血もある?月経が遅れたら妊娠のサイン
「月経が遅れてる…もしかして…?」と、妊娠検査薬を試したら陽性だった!という人も多いでしょう。ただ、つわりや熱っぽさなど、妊娠のサインが出ていても、受診が早すぎると正しい検査結果が出ないことがあります。月経周期が規則正しい人は、月経が1、2週間遅れた頃が、受診タイミングの目安となります。
また、順調に妊娠が進んでいても、まれに月経と間違うような出血があることがあります。この出血を月経と間違えて、妊娠発覚が遅れることもあるようです。
月経でもないのに出血があったら心配ですよね。しかし、腹痛などを伴わない出血であれば、一時的なものなので心配ありません。ただし、腹痛を伴う出血は、流産のサインである可能性があります。すぐにお医者さんに相談しましょう。
また、上記の3つ以外にも、こんなサインがある場合もあります。
- 乳房が張り、乳首が大きくなる
- 頻尿や便秘の症状がでる
- 理由もなくイライラする
妊娠のサインは人それぞれ。一つでも当てはまったら、妊娠かもしれません!
妊娠がわかったら、まずは禁煙、食生活の改善を!
見た目に変化は出ないとはいえ、妊娠4週目はすでに赤ちゃんの体が作られ始めている大事な時期。妊娠かな?と思ったら、生活習慣の改善が必要です。
妊娠4週目から妊娠7週目までは、赤ちゃんの育成に影響が最も大きい時期です。タバコは胎児機能不全や、子宮内発育遅延のリスクを高める可能性があります。また、アルコールは胎児アルコール症候群や発育障害、中枢神経障害などを引き起こす原因にもなります。妊娠かな?と思ったら、すぐにタバコ、お酒はやめましょう!
タバコやお酒をやめるだけでなく、バランスの良い食事も大切です。鉄分、ビタミン、葉酸、カルシウムなど、赤ちゃんの発育のために、しっかり補給しましょう。ただ、つわりがあり、思うように食べられない人もいます。その時は無理せず、食べられるものを食べましょう。また、影響補給のためにサプリメントを飲む場合も注意が必要です。薬はもちろんですが、サプリメントでも、市販のものは妊娠中使用を控えたほうが良いものがあります。必ず医師に成分を確認してもらいましょう。
そのほかにも、以下のことにも気をつけましょう。
- 自分が「気持ちいい」範囲の運動を。
- コーヒーは1日1杯まで。
- 鉄分やビタミンを中心にバランスの良い食事を。
- 感染症や事故に注意する。
- 胸部レントゲンは避ける。
- 早寝早起きを心がける
妊娠4週目は、自分は元気でも、赤ちゃんはとっても敏感な時期。赤ちゃんが健康に育つように、自分の体をいたわることが大切です!
初めての産婦人科受診!何を準備すればいい?
市販の妊娠判定薬でも妊娠は確認できますが、子宮外妊娠などの危険な妊娠でも陽性反応が出ます。また、判定薬が陰性の場合でも、まだ判定薬に反応しないだけで、妊娠している可能性もあります。妊娠かな?と思ったら、産婦人科で受診することをお勧めします。妊娠にかかる費用を確認できるというメリットもあります。
とは言っても、初めての産婦人科受診、何を準備したら良いのかわからなくて不安ですよね。そこで、初診の基本的な流れと、受診に持っていくもの、受診前に確認しておくべきことをまとめてご紹介します!
初診で聞かれがちなことは確認しておくべき!
初診で聞かれることはだいたい決まっているため、あらかじめ確認事項をメモして持っていけばスムーズに受診できます。また、医師に質問したいことも、あらかじめまとめておくと良いでしょう。
【確認するべきこと】
- 最後の月経開始日
- 初経の年齢、月経周期
- 大きな病気や手術歴、アレルギー歴
- 自分と家族の持病
- 現在使っている薬の名前
- 出産経験がある場合、妊娠経過、出産時トラブルの有無
- 流産・死産・人口妊娠中絶を経験している場合、その妊娠週数
- 不妊治療歴
また、基本的に、妊娠での受診は健康保険が適応されません。費用を確認するために、電話で確認しておけば安心です。受診の予約も、電話で予約すると確実です。
産婦人科受診にいく時の服装は?持っていくものはある?
産婦人科はいつもの格好で行けばいいんじゃないの?と思っている人がほとんどだと思いますが、スムーズに診察を受けるためには以下のような格好がおすすめ!
- メイク・・・診察や健診では、顔色から健康状態をチェックしています。濃いメイクは控えましょう。
- トップス・・・お腹の部分だけを出すことが多いので、上下が別々になっている服で、トップスは前開きタイプだと◎ また、血圧測定や採血がしやすいよう、それがまくりやすいものにしましょう。
- ボトムス・・・スカートなら内診で下着を脱ぐ際もスムーズ。脚のむくみの程度を調べることもあるので、ストッキングよりソックスのほうがいいでしょう。
- 下着・・・洋服同様に脱ぎ着がしやすいものがいいでしょう。腹帯など、取り外しに時間がかかるものは避けたほうが無難です。
- 靴・・・ヒールはNG!体重計や診察台に上がるときに、脱ぎやすい靴だと楽でしょう。
初めての産婦人科診察のステップ
初めての診察は、一体何をするのか、どれくらい時間がかかるのか不安ですよね。そこで、診察のステップを簡単にご紹介します。
①受付、問診票に記入
受付のあと、初診の場合はまず問診票に記入します。月経歴、最終月経、妊娠・出産・中絶歴、既住症、手術歴、アレルギーの有無などを記入します。中絶歴など、答えずらい項目もありますが、医療機関には守秘義務があるので、他人に知られることはありません。今後の診察に必要な情報なので、正直に記入しましょう。
②検査
まずは服を着たまま体重測定を行います。これは、妊娠中、急激に体重が増えると、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病、産道に脂肪がついて難産になる可能性が高まるなど、様々なリスクがあるためです。また、体重増加を指摘されるのが嫌で食事を抜くなどするのはNG!健診中に貧血を引き起こす可能性があります。
体重測定のあとは尿検査を行います。妊娠は尿中のホルモンで確認するためです。健診では、妊娠高血圧症候群や腎臓のトラブルを確認する尿タンパク、妊娠糖尿病を早期に発見する手がかりになる尿糖をチェック。
そして、最後に血圧測定を行います。看護師が手動で測る場合と、自動血圧計で自分で測る場合とがあります。ここで、妊娠高血圧症候群をチェックします。
③問診
初診のときは、問診票をもとに医師から質問されます。体調やお産について気になることがあったら、遠慮なくどんどん聞きましょう!ここで、先ほども紹介した確認事項のチェックリストを用意すると、問診がスムーズに進みます。
⑤検査結果の説明
各検査の結果をもとに、初診の場合は妊娠の有無や推定妊娠週数、出産予定日などの説明を受けます。健診では妊娠経過についての質問があります。妊娠していた場合は、次の健診のスケジュールを確認し、そのときまで日常生活で気をつけるべきことなどのアドバイスをもらうと良いでしょう。
⑥会計して初診完了!
残念ながら、妊娠に関わる診察・検査は保険ではカバーされず、自費診療になります。初診の場合は、少し多めの金額を用意したほうが良いでしょう。また、妊娠していたら、出産まで定期的な健診を受ける必要があります。会計時に次回の健診の予約を入れられる施設もあるので、相談してみましょう。
妊娠4週目の体験談をご紹介
「体調に特に変化が無い…」
妊娠4週目といえば、外見上の変化もなく、自身が妊婦だと意識している人は少ないのでしょうか?
それでは、まだ体の変化の小さい妊娠4週目にどのように自身の妊娠と向き合えばいいのでしょうか?
今回は、妊娠4週目当時の経験に関して5人の女性の体験談をご紹介させていただきます。
妊娠4週目の過ごし方に悩んでいる女性の方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
最初は軽かったつわりも、だんだんひどくなってきて…
想像を絶するほどの悪阻があることを身をもって体験することとなりました。悪阻は個人差があるので、妊娠してみなければ分かりません。最初は気持ち悪い、胸がムカムカする程度だったと思います。ご飯も少し食べれていました。
それが数週を重ねることにどんどん酷くなっていき、飲み物やゼリーなどしか食べれなくなっていきました。そのうちに嘔吐を1日に何回もするようになりました。少しの臭いも気になり、外の風にあたるだけでも気持ち悪くなってしまい、1日中寝たきりとトイレの往復でした。
少しでも口に出来るものはないかと色々試しました。炭酸水、アイスは少しですが口にできました。そのうちに体重も10キロ以上痩せてしまいました。食べてないのに嘔吐するので喉を痛めてしまい吐血もしました。病院では入院した方がいいと進められましたが、点滴は通うことにして自宅で安静にしていました。この頃はいつ終わるんだろう、明日にはよくなるのか、出産まで続くのか、終わりが見えなくてとても辛かったです。
しかし、そのたびに周りの励ましと、あとは妊婦検診で元気な赤ちゃんを見て元気を貰っていました。結局悪阻は8ヶ月手前まで続きましたが、今は辛くても必ず終わりがきます。そのあとは、またご飯がおいしく食べられるようになります。
ペンネーム M&Rさん
妊娠に備えるために色々な努力をしました!
精神病の薬を飲んでいました。けど結婚前から「いずれは妊娠したい!」とゆう目標があったので全て薬を止めました。薬が体から抜けるまでと妊娠に対して前向きな精神状態になる事が苦労しました。
全ての薬を止めて体の中を綺麗にする様に心がけました。食事も1日3食きちんと摂る様にして元々かなりの便秘体質なので、便秘が改善出来る様に食生活にも気をつかいました。
元々ぽっちゃり体系なので本格的なダイエットではありませんが日常生活の家事など1つ1つで運動出来る様に心がけ生活しました。散歩もする様して外の空気も吸う様にもしました。1番気を使ったのはストレスをためない。イライラしない。笑う事をとにかく心がけて生活しました。
私は、結婚して4ヶ月で妊娠しました。結婚当初は「しばらくは2人の生活を楽しみたいね」と旦那からは言われていました。けど避妊はしませんでした。赤ちゃんが出来るとゆうには授かりだから。赤ちゃんを授かるにも色々と意味があり、自分がタイミングが悪いと思っていてもちゃんと意味があると思っています。
妊娠するには本当に色々と苦労があり下積みが沢山必要です。でもその苦労・下積みを乗り越えるからこそ妊娠した時の喜びははかりきれないと思います。どうか諦めないで、信じ続けて頑張ってほしいです。最後に勝つのは諦めないで信じ続けてる人だと思います。
ペンネーム keikoさん
【小休止コラム】日頃の生活習慣の改善も。
2つの体験談を読んだところで一旦小休止です。
日々の生活習慣、きちんとした状態で送ることができていますか?
元気な赤ちゃんを出産するための生活習慣の改善が大切です。その中でも特に食事から必要な栄養素を摂取していくわけですが、日頃の食生活の中で必須栄養素を十分に取得するのは難しい。
そんな中、葉酸サプリを摂取することで不足しがちな妊活に必要とされる栄養素を摂取する人も増えてきました。
umeruではいろんな葉酸サプリがある中でも厚生労働省の推奨している基準にそってモノグルタミン酸の葉酸を400μg含有しているベルタ葉酸サプリをおすすめしています。他の葉酸サプリと比べても、酵母葉酸を使用した葉酸サプリは少なく、ビタミンB6等も配合されているため、葉酸以外の栄養成分までバランスよく摂取することができるようです。
サプリ等をうまく活用して、体の状態をいい状態に保ちながら、妊活・妊娠期間をすごしていけるといいですね。
私が妊娠時に心がけたのは3つの習慣でした!
妊娠が分かったのが、妊娠4週目の時でした。通常だと生理が来るはずなのに、生理が全く来なかったので、もしかしたらと思い妊娠検査薬で確認したところ妊娠が分かりました。妊娠するまで、様々な情報がインターネットに溢れており、どれを信用していいか分かりませんでした。
しかし、妊娠するまであまりお金をかけたくなかったので、インターネット上であふれている情報の中で、お金のあまりかからない情報を元に実践してみました。その中で効果が出たと私が思ったのは、『体を冷やさないようにする事』『カフェインを摂らないようにする事』『ルイボスティーを毎日飲む事』でした。
まずは、『体を冷やさないようにする事』です。元々平熱が35℃と低かったので、平熱をあげるようにお風呂に長く入る事や足首を上下運動して血行を良くするように努めました。おかげ様で、平熱が36℃まで上がるようになりました。
次に『カフェインを摂らないようにする事』です。元々、緑茶が大好きだったので毎日飲んでいましたが、子どもを授かりたいがために緑茶断ちを決行しました。初めは辛かったのですが、他の飲み物に切り替えるように注意しながら行っていました。
最後に『ルイボスティーを毎日飲む事』です。ルイボスティーはあまり好きではありませんでしたが、子どもを授かりたい一心で毎日2杯飲むようにしていました。
この3種類を実践したところ、無事男の子を授かる事が出来、出産し子育てに奮闘しています。妊娠したいと思っている方、是非やってみてください。
ペンネーム 藤島光矢さん
妊娠中に怖いのは食べれないことよりも…
妊娠したときの症状に『つわり』がありますが、私の場合、気持ちが悪くなって吐き気がする、ナンテことはありませんでした。それはよかったのですが、代わりにあったのが『食べづわり』と呼ばれるものです。物を食べている間は良いのですが、胃が空になると気持ち悪い、というものです。
妊娠初期の時点に置いて、食べられないことよりも食べ過ぎて体重が増えすぎることの方が母体には危険です。産婦人科でも、一月に1キロ以上は増やさないように徹底的に指導されるのですが…。ひたすらだらだらと食べていないと気持ちが悪い、というのは本当に困りました。
また、一人目の時だったので、まわりみんなが甘やかす上に、有れもこれもと食べ物を持ってくるんです。困って必死でダイエットフードを利用したりもしました。カレーの肉の代わりに蒟蒻を入れたりもして、大変だった記憶があります。
結果妊娠中毒症もおこらず、無事出産をしましたが、体重は最後までギリギリマックスの増加でした。妊娠は自分が気をつけていても、回りが好意的に困った行動をとったりします。そういう人と上手に渡り合いながら過ごしていく方法を見つけることが大切だと思います。
ペンネーム Kさん
私は妊娠するために、特に意識してはいませんでした。
妊娠したあとに気がついたのですが、妊娠しやすいような行動を偶然にとっていたようで、色んなことが重なっての妊娠だったようです。
妊娠前の話ですが、私はもともと痩せぎみだったのですが、美味しいものを食べ過ぎて太ってしまいました。その後ダイエットしようとジムに通い、ジムのバイクをこいでました。
そして、ちょうどその頃、仕事は閑散期でのびのびとリラックスした毎日を過ごしていました。この時期に排卵日を計算して、1回でできました。本当に奇跡です!とても感謝しています。
まず、痩せすぎも妊娠しにくいのだとか、ですから偶然にも太ったことで妊娠しやすくなったみたいです。そして、下半身の血流がよくなると妊娠しやすいと聞きました。私はダイエットのためににジムに通って血行が良くなったのだと思います。もちろん、仕事も落ち着いて毎日リラックスしていたのも理由の1つだと思います。
私の場合、偶然に妊娠しやすいような環境が整っていたのですが、頑張りすぎず、焦らないでリラックスすることが一番良いのではないでしょうか?
ペンネーム 晴れたらいいね。さん
妊娠4週目は油断せずに!
妊娠4週目の5人の女性の体験談はいかがだったでしょうか?
妊娠4週目ではまだ妊婦としての自覚が無い人も多いかもしれません。しかし、些細な体調の変化にも気を付けて生活してください。
この記事が皆様の参考になれば幸いです。