大黒 摩季さんは、不妊治療に悩んだ、46歳のシンガーソングライターです。『ら・ら・ら』や『熱くなれ』などの名曲を歌ったことで有名です。2003年に一般人男性と結婚したものの、2010年から、不妊に向き合うために、無期限活動休止をしています。曲の収録中に倒れてしまうことがあったと言われるほど、大黒摩季さんの不妊はかなり重症だったようですが、一体どんな症状にどのように向き合っていったのでしょうか。また、大黒摩季さんは今どんなことを思って歌を歌っているのでしょうか。大黒摩季さんの不妊治療と、その勇敢で過酷な挑戦を紹介していきます。
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大黒摩季の不妊治療｜大黒摩季ってどんな人？
大黒摩季さんは不妊に悩んだ、現在46歳のシンガーソングライターです。
彼女と関わるスタッフや知人は、みな口をそろえて、彼女の人柄を底抜けに明るく非常にポジティブだと語るそうです。
事務所のオーディションに受かってから、CDデビューの話や他社からのオファーがあったのにも関わらず、先輩アーティストのバックコーラスを担当する下積み時代をコツコツ続ける道を選択します。それでも彼女は、1992年についに歌手デビューを果たし、それから数々の名曲を作り出しました。彼女が作り歌った音楽は、今でも多くの人に愛され、聞き続けられています。
すぐに才能を認められ、夢をつかむチャンスがあったのにも関わらず、自ら下積み時代を歩むことを選んだその選択からは、彼女の「音楽」という夢への真面目さや真剣さがよく分かるのではないでしょうか。
2003年には、友人の紹介で知り合った一般人男性と婚約。幸せな結婚生活を送っているようです。
しかし、夢を掴み幸せな夫婦生活を送っていたはずの大黒摩季さんは、その7年後の2010年に、無期限活動休止を発表します。
活動休止の原因は、子宮に関する病気を克服し、赤ちゃんを授かるためでした。
大黒摩季さんは、無期限活動休止を報告するまで、一切の影も見せることもありませんでした。この決断を機に、大黒摩季さんの人生は大きく変わることになるのです。
大黒摩季さんの不妊原因とは？
大黒摩季さんの不妊の原因は極めて重症で、2010年からの活動休止期間は「闘病生活」と言われています。
彼女の不妊原因は、子宮腺筋症、左卵巣嚢胞、子宮内膜症、子宮筋腫だと考えられています。
1996年の時点で子宮疾患は既に発覚しており、チョコレート嚢腫の疑いがあったようです。レコーディング中に倒れるという自体にいたるまで、かなり深刻に体を痛めつけられていたそうです。
これらの病気は、子宮の内膜が子宮の外側で増殖してしまったり、子宮壁自体に筋腫が出来てしまったりして、子宮全体が大きく腫れ上がってしまうそうです。その腫れは、大きければ、内蔵を圧迫してしまうほど。体に相当なダメージを受けたことは間違いないでしょう。
医師にも、子どもが出来にくいとの診断を受けていたようですが、旦那さんとの赤ちゃんをどうしても産みたいという意志が強かったのでしょうか。大黒摩季さんは、シンガーソングライターとして音楽を人々に届けるという夢と、自分の人生をかけた女としての夢を考え、女としての夢を選択したのです。
私にとってみれば、これだけ守ってきた歌とか音楽をおいてまで欲しくなるものなんてないんですけど、他に。私音楽をとったら本当にバカなんで。（大黒摩季 2016.11.6 OA 情熱大陸より）
意を決して始めた、大黒摩季さんの不妊治療はどのようなものだったのでしょうか。
大黒摩季さんの不妊治療とは？｜長期の闘病生活
大黒摩季さんは不妊治療のために具体的にどのような何をしたのか。
「妊娠しにくい体質だと判明してから、大黒さんはホルモン治療・体外受精に挑戦していた。」と大黒さんを知る音楽関係者の人は言っているようです。
子宮腺筋症、左卵巣嚢腫、子宮内膜症、子宮筋腫の併発が判明する前は、まだ歌手活動を続けていました。ちょうどミリオンヒットを連発し、ハードな仕事の中で幾度と繰り返された流産。本来なら、重度の子宮疾患に対し、治療に専念しなければならない時期に至っていました。体にかけた負担はどんどん大きくなっていきます。
私のために用意してくださった期待とかを裏切る勇気がなかった。（大黒摩季 2016.11.6 OA 情熱大陸より）
彼女のプロとしての自覚は大きく、病気が発覚してから14年もの間、治療とハードな仕事、両方を繰り返し続けたのです。
他の４つの病気を持ってから、症状はさらに悪化し、子宮の膨らみに加え、長く続く疼痛・膀胱炎・急性腸炎・腹膜炎などに悩まされていたそうです。時には、自分で歩くことでさえできないほどに。ハードな歌手活動と治療を併用することが困難だと考え、歌手活動の無期限活動休止したのです。
彼女は海外で、質の高い治療を受けることになります。その内容がどのようなものだったかは、公にはされていないようですが、かなり強いホルモン剤を含む過酷なものだったようです。
活動休止を発表してから4年が経った2015年1月、大黒摩季さんはファンクラブ会員向けのブログで、自身の感情を綴っています。
治療の方は佳境に入り、意を決してアメリカで最高峰のオペレーションとメディカルトリートメントを各種受けて来ましたが結果、強いホルモン剤に体が負け自分自身の限界を知らされるばかりとなり、幾度となく経験したことの無い様な絶望のふちに立たされました。（大黒摩季オフィシャルブログより）
底抜けに明るくポジティブだったと周囲に言われた大黒摩季さんが、ご自身で綴った言葉とは思えませんね。
過酷な治療に対し、なかなか成果を出さない結果。
しかし、彼女は諦めませんでした。アメリカの最高峰の医療にも成功しなかったとは言え、彼女は出来る限りのことをしようとしました。
自分の限界を感じ絶望してからわずか10ヶ月後のことでした。2015年11月、最後の意を決して、子宮全摘出という大手術をしたのです。
自分の子宮内で何度も赤ちゃんが亡くなっていってしまったという事実に耐えきれず、自分でトライすることをやめたのです。それは、決して諦めではなく、次のステップへのジャンプだ、と大黒摩季さんは語ったそうです。
彼女の決断は正解だったようです。手術は成功し、子宮の病気は完治しました。
自らの重病に正面から向き合い、旦那さんとの夢にのために没頭した、一人の女性、大黒摩季さん。彼女は、どれほど辛い治療も、どれだけ深い絶望も、全て受け止め、前に進みました。
彼女は、年齢や体力に関わらず、女性としての強さを見せてくれるのではないでしょか。
大黒摩季さんの不妊治療後｜今どんな気持ち？
大黒摩季さんは、肉体的にも精神的にも過酷な不妊治療を経験しました。彼女は現在、どのような治療をし、どのように生活しているのでしょう。
出来る限りいくつもの不妊治療を試してきましたが、彼女にはまだ子どもがいません。
これまで音楽活動を一切休止し、治療に専念してきましたが、彼女はその治療方針を変更します。
これまで待ってくれていたファンのためにも、音楽をやりながら焦らずゆっくりと、マイペースで治療をしていくという方針にシフトチェンジします。
彼女は、体外受精によってできた受精卵を凍結していて、今後のチャンスに備えているようです。
手術が成功してから、彼女は歌手活動を復帰させます。2016年8月には新曲『Higher↑Higher↑』を発表しました。また、活動休止中からやりたかった、歌手を目指す若者達に、技術と経験を伝える活動も行っているようです。
復活コンサートを先日成功させた大黒摩季さんですが、ステージに集まったファンたちや、共に運営したスタッフ達にかけた言葉があります。
私をもう一回、大黒摩季にしてください。（大黒摩季 2016.11.6 OA 情熱大陸より）
歌手としての自分、女性としての自分を見失わないように、夢を諦めない大黒摩季さんは、いつもキラキラして見えます。
【小休止コラム】日頃の生活習慣の改善も。
日々の生活習慣、きちんとした状態で送ることができていますか?
少しでも妊娠の確率を高めていくための生活習慣の改善が大切です。
その中でも特に食事から必要な栄養素を摂取していくわけですが、
日頃の食生活の中で必須栄養素を十分に取得するのは難しいですよね。
葉酸サプリを摂取することで不足しがちな妊活に必要とされる栄養素を摂取する人も増えてきました。
「たくさんの種類の葉酸サプリや妊活サプリがあるけど、結局どれが良いの?」
こんな声も毎日のようにumeru編集部では頂いています。
umeruではいろんな葉酸サプリがある中でも厚生労働省の推奨している基準にそって、
モノグルタミン酸の葉酸を400μg含有しているベルタ葉酸サプリをおすすめしています。
他の葉酸サプリと比べても酵母葉酸を使用した葉酸サプリは少なく、
ビタミンB6等も配合されているため、葉酸以外の栄養成分までバランスよく摂取することができます。
自身の生活に加えて、赤ちゃんの先天性以上のリスクを軽減し、健康的な赤ちゃんを産めるように前向きに取り組んでいきましょう。
サプリ等をうまく活用して、体の状態をいい状態に保ちながら、妊活・妊娠期間をすごしていきましょう。
まとめ
大黒摩季さんは、不妊治療を決してやめませんでした。子宮の全摘出をした後も、新たなチャンスに備えています。
46歳で子宮に重病を抱えながら行った不妊治療は、時に彼女の真っ直ぐな意志さえも、へし折りそうになるほどでした。
彼女は、どんな苦難にも笑顔で立ち向かい、挑戦をやめません。
その姿は、今もなお、彼女がシンガーソングライターとして届けてくれた歌と同じように、人生をかけた勇気を私たちに届けてくれています。
